映画 はじまりのうた あらすじ・感想
はじまりのうた
あらすじ
酒場で自作の曲を歌っていたグレタ。そこに偶然に合わせた、元レコード会社の創設者であるダン。
彼らが出会うことからストーリーは始まります。
ダンは、レコード会社を首にされ別居中の嫁に手酷く言われ、帰ろうと思った矢先に車のガソリンまで止まってしまった。
人生のどん底に立たされた気分の彼は、地下鉄に乗って家に帰ろうとした時、たまたま乗り換えができずに降りた町で酒場に立ち寄った。
酒を飲んで酔っていた彼は、そこで目が覚めるような曲を聴くことになる。
一見暗く、でも、聴いている人に語りかけるようなその歌は、彼の心に響いた。
そして、彼は名刺を片手に、デビューを持ちかける。もちろんレコード会社は首になっているため、デビューも何もないのだが。
それを聴いたグレタは一度拒否したものの、考えて見ると告げて別れた。
一方グレタは元々は彼氏と連れ添って来た町で、作詞作曲を彼女が、歌は彼が歌うといった二人のアーティストだった。
でも、彼氏、デイヴは成功を収め、全国ツアーへと乗り込んだ。
その帰りを待っていたグレタだったが、帰って来た彼の作った曲は、浮気を示していた。聴いた瞬間にわかった彼女は家を飛び出した。
一人で街を彷徨っていた彼女は、昼間に再開した友人の家にしばらく泊めてもらうこととなった。
落ち込んでいる彼女をみた友人は、彼女を夜の酒場へと連れて行き、一曲だけ歌わせた。
その曲が、たまたまそこで曲を聴いていたダンの心に響いたのだった。
グレタは一晩考え、イエスという結論を出した。
ダンはレコード会社にグレンを連れて行った。だが、会社の人々にはその良さがわからなかった。
デビューための資金や音楽家どころか、追い返されて終わってしまった。
そこで、ダンはデモなんてものじゃなく、アルバムそのものを作る決意をした。
そこからは人生の底にいた彼らの快進撃が始まる。
ダンの人を魅了する話術は才能を持つ人々をあらゆるところから集め、バンドを作り、アルバムを制作するところまで漕ぎ着けた。
初アルバムは、市内中で場所を変えながら歌う、と言ったものだった。
時に街の喧騒が入り、時にパトカーの音や車の音、子供の声や隣人の怒鳴り声まで入った。
警察に追われたり、ダンが娘と共にセッションをしたりと、様々なことがあった。
それらは、すべて功をなし、アルバムはレコード会社に認められ、ダンは復職を果たした。
だが、彼らが提示した価格交渉は、10ドルで売るアルバムのうち、1ドルだけだった。
それを受け入れられなかったグレタは、笑いながらある挑戦をする。
アルバムを自分で、しかもたったの1ドルで売ったのだった。
それは、ダンの人脈によって一晩にして1万ものダウンロードがなされた。
もちろんダンの復職はなかったことになったが、家族との仲は良好となり、グレタは元彼のデイヴと蹴りをつけ、新たな人生を歩みだす。
何度も聞きたい曲
私が気に入った曲は、作中たくさんの曲が出て来ましたが、やはり1番は初めの曲。
ダンとグレタが出会った、この曲です。
A Step You Can’t Take Back
そして、2番目に気に入った曲は、子供がうますぎて、ビビり散らかしたこの曲です。
Coming Up Roses
好きなシーン
1番面白かったのは、元彼のデイヴが、ベンチでずっといるよ、アルバムを海に投げ捨ててもいいと言っていたシーンです。
それを勝手にしたら?みたいな感じで一言二言話したら去っていってしまうグレンが超かっこよかったです。
彼の携帯に残したグレタの曲を聴いて、復縁を迫るデイヴと、いい意味で吹っ切れるグレタ。こんなにも二人は違うんですね。
ダンも魅力的ですごく素敵なキャラなんですけど、やっぱりグレタが1番好きです。
グレタは、主人公なのにうまく感情移入できないキャラで、一緒にショッピングまで楽しんだダンの娘を見て、私にもこんな素敵なお姉さんと出会えたらなぁ、、なんて思っちゃうくらい惚れ惚れしちゃうキャラなんです。
むしろ、こんな女性になれる想像がつかないくらい、でも憧れる女性です。
元彼にも優しいし(優しいというか、気さくに話ができるっていうか…)、サバサバしてるけど情のある人だし、立ち姿がかっこいいし(女優さんだから当たり前なんだけども!!)、歌声が素敵だし、すごいアーティスト気質な人だし…。
あげるときりがないんですけどね。全てが美しいです。
ここまで読んだ人は、もう見なくていい、と感じるのか、あぁ、また見たいな、って感じるのかわかりませんが、まあ、曲をYouTubeのプレイリストには入れてくれるだろうなと期待しています。
それでは最後までありがとうございました。
映画の感想他にもあります。